住まい情報

 

エアサイクル質問コーナー Q5

  どうして長寿命住宅なのですか?



  木材はコンクリートよりも強く耐久性があると言われています。
  よく例として挙げられるものに法隆寺があります。1,000年以上にわたる時間を越えて、今なお当時の姿を保っているのが何よりの証拠、というわけです。
  しかし、木材の耐久性は、実は周囲の環境や含水率(木材が含む水分の割合)によって大きく異なります。木材が柔軟性と剛性を発揮するために最適な含水率は10〜13%で、20%を超えると木材腐朽菌やシロアリが発生しやすくなってきます。
  一般的な住宅では、土台や床下部分は湿度が高く、通風性も悪いため、木材にとって決して良い環境とは言えません。「フクビエアサイクルの家」では、通気性を高め、木材をつねに動く空気に触れさせて乾燥させることで、最も強さを発揮してくれる含水率に近づけています。実際に測定した事例では、木材含水率は11〜16%と、理想に近い数値となっています。