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建てる前に知ってよかった!知りたかった家づくり Q19

  住宅ローンの賢い返し方は?


  ポイントは、なんといっても返済の負担が軽いローンを選ぶこと。たとえば、金利については、変動金利と固定金利がありますが、現時点が低金利だと、近い将来に金利がアップする可能性が高いと思われます。その点、金融公庫や年金のような固定金利なら今の低金利が返済終了までずっと続き、先が読めます。なるべく金利が低く、しかも固定金利のローンを優先するのが低金利のこの時期では鉄則です。元金均等返済は、元金部分は毎回一定の均等払い、利息部分については借入金残高の金利(利息)をかけた数値の合計額を支払います。元利均等返済は、毎回返済額を一定ずつ返済する方法です。元金均等返済は、元利均等返済よりも総支払い額が少なくなります。
  返済額については、金融機関ごとに基準が設けてあります。金融公庫では「毎月返済額が月収の5分の1まで」と定めています。銀行などの民間ローンでは「年間返済額が年収の40%以内」としています。現実的には収入の20〜25%以内。つまり毎月返済額が月収の4分の1以内となるようにローンを組むのがベストといえるようです。
  返済期間は、年齢や住宅の工法によって異なります。公庫・年金・財形の場合、年齢が60歳だと一律20年以内というように、年齢が高いほど最長返済期間は短くなります。
  また、60歳未満の場合は、木造が25年以内、準耐火構造が30年以内、耐火構造が35年以内となっています。返済期間を長くするなら木造でも高耐久仕様やRC造を選ぶと良いでしょう。ただし、返済期間が長いとそれだけトータルでの返済総額は増えるので注意したいものです。