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建てる前に知ってよかった!知りたかった家づくり Q25

  二世帯住宅の場合、資金はどうしたら?



建てる前に知ってよかった!知りたかった家づくり Q25
  贈与税の問題を考慮すると、二世帯住宅では、住宅ローンや頭金をどちらがどれだけ負担したかによって、名義を明確に分ける必要があります。また住宅ローンで「親子リレー返済」を利用する場合は、まず親が返し、親の死亡後に子が引き継いで返済するので、借入時は100%親の名義で、相続によって子の名義に書き換えます。また「親子ペアローン」のように、親子が連帯債務者となって一緒に返済する場合は、負担の割合や年収によって名義を按分する必要があります。
  住宅ローンを借りるとき、同居予定の家族に一定の収入があれば、申し込む人の年収と同額まで加えて計算できることになっています。これを「収入合算」と言って収入が低くても公庫融資をたくさん借りられる制度です。2世帯住宅ではこれを活用したいものです。
  また、高齢での借り入れには「親子リレー返済」が利用できます。この制度を使えば申し込む人が高齢でも、同居予定の子供がいずれ返済を引き継ぐ場合は、60歳未満の人と同じ返済期間でローンが組めます。さらに公庫では一定の2世帯住宅を建てる場合に返済期間を40〜50年に延ばせる「超長期親子リレー返済」という制度もあります